龍谷大学先端理学工学部 環境生態工学課程 龍谷大学先端理学工学部 環境生態工学課程 龍谷大学先端理学工学部 環境生態工学課程

施設紹介

01 注目の施設

環境DNA分析系設備

環境中にある水や土から取り出したDNAサンプルを分析して、そこに生息する生物種を調べたり、健康状態を推定したりするために使われています。
また、PCRやDNA配列の決定などを行うまでの前処理として、DNA抽出や精製を行うための 機器もそろっています。

安定同位体分析系設備

炭素や窒素の安定同位体の比率を、精密に測定できる分析システムです。
自然界における元素の流れを追跡できるため、「野生生物がいつどこから来たか」「動物が何を食べているのか」などを効率的に推定するのに使われています。

ICP発光分光分析装置

液体試料中に含まれている元素濃度の定量が可能です。固体試料は、抽出などの前処理を行い溶液化することで測定が可能です。当課程では、河川水、湖水、廃棄物の溶出液などの測定に用いられます。

赤外顕微鏡

「顕微FT-IR」と呼ばれる赤外線吸収の特徴から対象物質が何かを判別します。
見た目だけでは判別できない細かい葉とプラスチックなどを区別できるので、マイクロプラスチックの測定などに活躍します。細かい場所の測定ができ、表面の特徴を検出できるので、何かに付着した汚れや異物も測定できます。

生物育成装置

気温・光・湿度の条件を細かく調整して植物を栽培する装置です。地球温暖化による気候変動のシュミレーションなどを目的に、様々な環境条件に対する植物の応答を比較することで、環境変動下における植物の生態生理学的パフォーマンスに関する研究ができます。

02 施設紹介

環境生態工学課程の研究拠点である、瀬田学舎7号館の設備を紹介します。

環境実験室1〜5

さまざまな実験設備・装置が完備された実験室です。実験や実習の授業、卒業研究などで使用されます。

環境実験室1
環境実験室2
環境実験室3分析室
環境実験室3
環境実験室4
主な設備・装置一覧
環境実験室1
  • ジャーテスター
  • 高温電気炉
  • 乾燥機
  • 凍結乾燥機
  • オートクレーブ
  • ボンブ熱量計
  • 純水製造装置
  • 赤外顕微鏡
  • 形状解析レーザー顕微鏡
  • リアルタイムPCRシステム
  • DNAシーケンサー
など
環境実験室2
  • ゼータ電位計
  • 流動式比表面積自動測定装置
  • 電気化学測定システム
  • オゾン発生器
  • オゾンモニタ
  • 純水製造装置
  • オートクレーブ
  • 紫外可視分光光度計
  • ZETA-VIEW
  • マイクロ波分解装置
  • 熱分析計
  • マイクロ・ナノバブル生成装置
  • 蛍光X線分析装置
  • X線回折装置
  • リアルタイムPCRシステム
  • 高速微量遠心機
など
環境実験室2分室
  • 超純水製造装置
  • 液体クロマトグラフ質量分析装置
  • 冷却大型遠心機
  • 水銀測定装置
  • 原子吸光光度計
  • ICP発光分光分析装置
  • 安定同位体分析装置
  • 紫外可視分光光度計
など
環境実験室3分室
  • 超臨界水酸化TOC計
  • HPLC
  • イオンクロマトグラフ
  • ガスクロマトグラフ分析装置
  • ガスクロマトグラフ質量分析装置
など
環境実験室3
  • 植物栽培装置
  • 植物光合成総合解析システム
  • 荷重測定器
  • 送風定温恒温器
  • 吸光光度計
  • NCH分析器
  • マイクロプレートリーダー
  • ディスプレイ付き生物顕微鏡
  • 倒立蛍光顕微鏡
  • クールインキュベータ
など
環境実験室4
  • マイクロ電子天秤
  • 殺菌灯付きクリーンベンチ
  • マイクロ冷却遠心機
  • 光学顕微鏡
  • 実体顕微鏡
など
環境実験室5
  • 水生生物飼育システム
  • 背負式電撃漁獲機
  • 発電式電撃漁獲機
  • SCUBAダイビング機器
  • 船外機
など

環境実習室1〜3

実習・講義・ゼミ等に利用しています。

環境実習室1

03 7号館周辺の主な施設

瀬田学舎7号館の周辺の施設を紹介します。

龍谷の森

観測タワーや森ラボなどが設置されており、観察や実験を通して里山の役割や生き物の生態を学ぶことができます。

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温室

年間を通して植物を栽培するための施設です。