瀬田隣接地(通称:龍谷の森)は、龍谷大学瀬田学舎に隣接する約38haの森です。コナラやアカマツが優占する針広混交林の二次林であり、近畿地方の典型的な里山林です。
環境生態工学課程が拠点を置く瀬田学舎7号館から数分でアクセスすることができ、「身近な自然」に生息する動植物の生態をリアルタイムで観察・調査できるだけでなく、都市化やグローバル化が進行する現在の近畿地方における里山に関する諸問題や、この地域にかつてあった人と自然の関係を学ぶことができます。
環境生態工学課程では、教養教育科目や学部専攻科目での教育の一環として龍谷の森で生物の観察や調査を行っています。
また、毎年多くの学生が龍谷の森に生息する動植物をテーマに研究を実施し、卒業論文や修士・博士論文にまとめています。
龍谷の森は、環境生態工学課程が提供する「環境実習ⅠA」、「環境実習ⅡA」、「環境実習ⅢA」などの実習や、教職課程の「生物学実験」や博物館学芸員課程の「博物館実習」などを履修する舞台になっています。
学生たちは森に自由に訪問し、龍谷の森に生息する動植物の機能や生態を解明する研究に取り組み、卒業論文や修士・博士論文としてまとめています。瀬田学舎で学ぶ学生だけでなく、深草学舎や大宮学舎の学生が里山について学ぶために訪問することもあります。また、滋賀県や近畿地方の小中高等学校の生徒や、市民研究団体や生涯教育団体の市民が人と自然の関係を学ぶ場にもなっています。
龍谷の森では、市民と龍谷大学の教職員が参画する『「龍谷の森」里山保全の会』が里山保全活動を行っています。
活動には、瀬田学舎で活動する学生サークルが参加することもあります。
No. | 25-2 |
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所在地 | 〒520-2123 滋賀県大津市瀬田大江町(龍谷大学 瀬田キャンパス内) |
活動主体 | 龍谷大学、龍谷大学里山学研究センター、「龍谷の森」里山保全の会 |